日弁連シンポ「離婚と子ども」(補足)

FMAです。日弁連のシンポジウムから2週間がたちました。さて2日の日弁連シンポですが、少し補足すると、かなり学術的なレベルの高いもので、少々私の理解度ではきつくて、法制度にかなりの前提知識が必要なものだったという感じがします。


ドイツに視察に行った弁護士の方、中央大学教授のドイツ法の話、英国法の専門家の女性の東洋大教授の話などを聞いていて、いいなあ、とため息が出るような話ばかりでした。要するに、欧米では、離婚していても、あるいは結婚していなくても、どちらの親も社会的に子どもに対して親として認められていて、親として子どもと関われる社会的な仕組みが保障されている、という感じがしました。


それをフランスでは70年代から、ドイツ、英国でも90年代に実現していて、2000年以降もさらに徹底しつつある、という感じです。


英国では、離婚後に、どう説得しても子どもに会いに来なくなってしまう父親の方が問題になっている、ということで、同じ地球上のことか、と思いました。東洋大の先生の英国の事例の話は難しくて、細かい具体的な話にはちょっと私にはついていけない部分も多くありました。


私たち「面接交流ネット」では、1月20日(土)に、横浜駅西口の神奈川県民サポートセンターでささやかな講演会を企画しています。


講師には日弁連のシンポジウムでパネラーとして、「法改正が必要だ」と強調していらっしゃった山口恵美子さん(FPIC面接交流部部長)をお招きしています。離婚後に我が子との交流を絶たれて苦しんでいらっしゃるお父さん、お母さんの積極的な参加をお待ちしています。詳細は、このサイトのPDFファイルをご覧ください。


http://www.fp-kashiwa.com/mensetu/image/pdf/j14_performance.pdf


我が子をいとおしく想われるのであれば、どうか、私たちとともに、声を上げてください。