請願活動の報告(1)

こんばんは、FMAです。5月29日と30日、私たちの運動にとって大きな進展がありました。まずは(5月)29日からご報告します。


4月から、面接交流ネットでは、民法766条(離婚後の子の監護)の改正を求める街頭署名活動を行ってきました。目標数には達しましたが、「原発反対」などのような大きな運動というわけではなく、何千、何万というような署名を集めたわけではありません。


ですが、この5月29日(月)、まず自民党河野太郎法務副大臣杉浦正健法務大臣の事務所で、私たちの主張を聞いて頂くことができました。河野さん、杉浦さんともに政府側(内閣の閣僚の一人)ということで、請願の紹介議員になって頂くことはできませんでしたが、予想外に真摯に話を聞いて頂きました。


街頭署名活動中では、離婚後に我が子に会えなくなるのは離婚したことが悪い、というように、一般の方に言われてしまうことが多かったのですが、両議員の事務所とも、離婚後に非養育親となっても我が子を案ずる気持ちを、充分に理解して私たちの主張を聞いていただけたように思います。


離婚しても血のつながりは消えません。


その後、共産党の石井郁子議員の事務所を訪問して、民法766条改正の請願の紹介議員になって頂くことをお願いしてきました。私たちの主張そのものにはご理解を頂き、紹介議員になって頂きましたが、自民党の壁を打破できるだけの運動をどう作るかが課題です、というお話でした。


最後に、公明党坂口力議員の事務所を訪問したのですが、何と、坂口議員当人に応対して頂き、実は民主党支持者なのに、汗のかき通しでした。はじめ、民法766条の改正には難しい問題がある、民法の改正だけではすまない、というようなお話をポソリ、ポソリ、となさっていましたが、最後は、自民党をどう説得するかが大変なんです、というお話でした。婚外子を嫡子と同様に扱う法改正だけでも自民党の説得に疲れた、と、おっしゃっていましたが、民法766条の改正の主張そのものについてのコメントはなく、かなりの感触があったような気がします。


自民党でも議員を探せば、話を聞いてくれる人はいるはずと、以前から民主党の関係者からも、言われていたのですが、具体的に誰のところに行けばよいのかというところまではわからず、2年前は門前払い状態でした。ですが、自民党にも、票にも金にもならないことでもきちんと話を聞いてくれる良心的部分があることが分かりました。


30日(火)は、福島瑞穂さんと、民主党の4議員を回っています。


請願の場合、紹介議員を多くした方がよい、と言われましたが、紹介議員を多くするほどの署名数を確保できませんでした。民法改正というような世間の関心の薄いテーマで、何千、何万、という署名を集める良い方法がないものか、皆さまの中に良いお知恵はあるでしょうか? 皆さん、この問題はご自身の問題なのです。他人任せにしないで、どうすれば署名が集まるのか、ぜひ考えてこの場で提案してください。