札幌市議会・自由民主党、近藤政審会長とお会いしました。

2月3日には札幌市議会の近藤和雄自民党政審会長=写真左=とお会いし、非養育親の窮状を訴えるとともに、(離婚後の共同親権と共同監護、親子の面会交流の法制化を求める)意見書案の本会議上程に向け、要望を伝えてきました。


近藤政審会長はとても好意的で、「子どもの純真な気持ちを大人の身勝手で犠牲にするのはよくない」「これは採決しなきゃいけない」との力強い言葉をおっしゃっていただきました。私たちにとっては、温かい励ましであり、運動が大きく前進したと考えています。


○2月3日午後2時に行った札幌市議会自由民主党議員会、近藤和雄政審会長との要望のやり取りは次の通りです。
――現在は単独親権で、親権を失った親は子どもと“生き別れ”状態になっています。また現在の面接交流には強制力がなく、明文化もされていません。
近藤氏「読売にも記事が出ていましたね。私は元銀行員でした。全く(市議に)なるつもりはありませんでしたが、(それでも)市民をお客さまだと思っています。弱い人を理解し痛みを分かるようになりたい」
「これは採決しなきゃいけないと思っています」
「読売でも冷たい反応が伝えられていた。でも、一番の問題は子どもなんですよ。子どもの純真な気持ちを大人の身勝手で犠牲にするのはよくない」
――札幌市には『子どもの権利条例』があります。大元の『子どもの権利条約』には親子の不分離がうたわれています。
「私の報告書(札幌市政報告第69号)にも記したが、市民が“一番大切なもの”として挙げたのが親子だった。(札幌市の)30人学級問題にも取り組んでいるのはそのためだ。教育が人を育てることに正面から取り組まないといけない」
――監護(子どもの面倒を見ている)親の面接拒否には、子どもを自分のペット、自分のブランド品にしか見ていない部分があります。
「全くたまったもんじゃないですね。エゴじゃないですか」
――私はまさに“引き離し”の最中にあります。子どもは男の子なんですが、これでは父親像がゆがんでしまいます。
「話し合いの中で、大人の度量で、賢明な策を導かなければならない。これではまさにエゴですよ」
「困っている人には“待ったなし”なんですが、今の国会などではスピーディさに欠けています」
「うちの(札幌市)議会はスローで、もったいぶるんですが、私はスピーディさが必要だと思っています」
――ありがとうございます。それに私たちの意見書案には、全くお金がかかりません。
「ええ、そうですね。財源の手当ては全く必要ないのは分かっています。これはシステムの問題ですものね。それに本来、議員(の職分)はお金じゃなくてハートなんですよ