ハーグ条約アンケートその後

いつの間にかまた反対と賛成が逆転してしまいました。


コメント欄にも述べられていましたが、コメントおよびその評価では圧倒的に賛成派が多いですね。
どうしてこのような乖離が起こってしまうのか?
また反対派の意見はやはり、感情的且つ視野狭窄的であったり重箱の隅をつつくような意見が多いように思われます。


「日本人が、海外の田舎の裁判所で人種差別を受ける」などと言う意見が平気で書かれているのを見ると呆れてしまいます。
また「DVや虐待への対処が出来ていない」のは、日本の裁判所や行政でも一緒です。
それどころか日本では、偽DV被害者による虚偽のDV加害者の問題が少なからず存在することは無視できません。
フランスやアメリカにいて、DVの被害相談が出来ないなんて考えられますか?
フランス語・英語が出来なくて、どうやって配偶者と知り合い結婚し生活を営んでいたのでしょう?
人との日常会話が出来ない語学レベルで、どうやって海外で暮らしていたのでしょう?


国益を損なう」などと言う意味不明の意見もありました。
このまま「子ども拉致国家」の汚名を着せられたまま、進んでゆくのが国益でしょうか?
「子ども拉致国家」という認識があるからこそ、北朝鮮拉致問題でも国際的協力が得られないという意見もあります。
それも国益なのでしょうか?


離婚後も子どもは両親とのコンタクトを保つ方が、精神が安定し有益であるという論文が存在します。
裁判官・裁判所調査官・弁護士が結託し、子どもの面会交流を阻害している日本は、公的に子どもの福祉を阻害していることになります。
つまり日本においては裁判所が中心となり、公的に児童虐待が行われているという見方が出来ます。
海外にも、これが日本の文化であり、守るべき風習なのだと主張するのでしょうか?


とはいえこのアンケートは無作為抽出によるものでもありませんので、統計的な意義もありません。
たまたま集まった、このことに反対であれ賛成であれ、関心のある人だけの人気投票に過ぎません。
「理由なんかないけど、ともかく反対」と言う人もいるのでしょう。だからこそ、このような意見も出てくるのではないでしょうか。


鎖国していた時代ならいざ知らず、今やネットを通し様々な考え方が入ってくる時代です。
守るべき伝統・文化と、悪しき因習は区別するべきです。
昨日正しいと思っていたことが、間違っていると分かったならば、今日改めれば済む話なのです。